子供の頃優等生だったので社会人になってから苦労した件

生き方


退職が決まってものすごく気持ちが楽になった。
何がそんなに辛かったのか考えるのだが、組織に所属して色々と期待されることが一番辛かった気がする。期待に応えなければという脅迫的な感じがずっとあった。

子供の頃いわゆる優等生だった。(と思う)
親の期待に応えなければといつでも親や大人達の顔色を伺いながら気持ちを先読みして、期待に沿うように行動する子供だった。

勉強にしろスポーツにしろ期待に応え優等生でいるために全神経を集中する。学校のテストも勉強の成果を試すのでなく先生の出題意図を推測して答える。
自分がどうしたいかは関係ない。そういう幼少期、思春期をずっと過ごしてきた。

心のどこかで伸び伸びとしている同級生達が羨ましかった。。

(そういう子だったから)社会人になり会社に入社して早速人間関係で苦労した。
特に上司や先輩など「自分に対して権力を振るいそうな」人とは随分と衝突した。
自分でも「どうしてそんなに反抗的な態度をとるのか」不思議だった。だが同時に「子供の頃親に反抗できなかったので大人になった今上司を親代わりにして反抗しているのだ」と気付いていた。
思春期の頃からずっと心も病んでいたのだと思う。世話になった上司に「お前一度心療内科に診てもらった方がいいんじゃないか」と言ってもらったのをよく覚えている。

そうして60歳を過ぎ定年になった今でもまだ「期待に応える」ことから解放されずにいた。
そしてようやく今本当に自分がしたいことを実行できた。
自分が本来の自分にもどった気がする。
これからは人の顔色を伺うのでなく自分が本当はどうしたいかを軸に生きていきたい。

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