今朝「退職しないで休職を継続すればよかったも」と不安な気持ちで目が覚めた。
現時点はまだ休職中で、先日退職願が受理され退職が確定している。
不安を鎮めるべく退職を選んだ理由についてメリットとデメリットと思うことを改めて整理してみた。
・メリット
①完全に会社から離れることで心機一転次の新たな生き方を考えられる。
②新たな生き方をするための読書や勉強への気合いの入り方が違う。
③定期的に会社に休職の延期を申請する必要がない(これが大きい)。
④心底自由な精神状態で徹底して一旦休養が図れる。
・デメリット
①給与の他会社に籍を置くことで得られていた保証が今後一切得られない。
②会社の周囲の人とのつながりが一切なくなることで精神的な支えがなくなる(自分の場合はいっこうに構わないが)。
③無職の身になることで多少世間体が悪くなる(これも全然構わない)。
こうして整理してみると気分がスッキリした。
悩みに悩んだ挙句退職を選んだのだし、今更後悔はない。
もし休職を継続していたら一時的に安心できる日々を送れたかもしれないが、この先の人生のどこかで「あの時やっぱり退職を決断してやりたいようにすればよかった」と後悔していると思う。
私のことを普段からよくみてくれている聡明な妻も「退職して失業手当をもらいながら次の準備をしたほうがいいよ」とあっさり理解してくれたことも思い出した(心強い)。
ある動画で紹介されていた「会社を辞めるべきサイン」の一つに「今の会社で仕事を続けている自分を好きになれない」というのがあったが妙に共感してしまう。
退職を決断できた自分が今は大変好きである。
メンタル面が不調となり休職したが、メンタルが不調な時に退職とか離婚など人生の一大事を決断すべきではないとはよくいわれることだ。
自分はそれを今回決断して実行してしまった。会社に退職願が正式に受理された時に頭の中に「飛んだ」という言葉が浮かんだ。
もう飛んでしまったのだ。
休職して約3ヶ月が経つ。当初から退職を前提に会社からのアドバイスもあったため一旦保留のような形での休職であった。自分としてはほとんど退職したつもりで過ごしたのでその間の気分のリフレッシュ度合いは凄まじいものがあった。
約35年間会社に所属してきて、自分のアイデンティティの大半は会社に所属することをベースにしていたことを改めてつくづく感じる。でも自分は解放されたかった。誰でもそうだろうが若い頃からずっと解放されたくてたまらなかったのだ。
大袈裟だが今「自分が本来の自分に戻った」と感じている。この歳になって世の中が新鮮に見える。散歩中に様々な何気ない風景を見て感動している自分がいる。そのことに感動する自分もいる。

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