「初めてジャズセッションに行った時のこと①」に続きます。
なんとなくジャズセッションの現場では色々とルールがあると聞いていたので、Webで「ジャズ
セッション 初めて」のようなキーワードで調べました。
いくつか紹介されていたマナーの中で私が気をつけたのは、自分の番が来たら最初に一緒に演奏してくださる方々に正直に「初心者なので、よろしくお願いします」と宣言する事でした。そう宣言することで一緒に演奏してくださるセッションホストさんや参加者の方に「初心者ならしょうがない、失敗しても大目に見るし曲も選ばせてやるよ」と思ってもらえる(はず)なのです。
デビュー戦1曲目で一緒に演奏してくださったのは、セッションホストのベースさんと参加者のドラマーさんでした。サックスさんなどは入らないピアノトリオでの演奏です。
さて、セッションでは最初に演奏の都度次に演奏する曲をその時のメンバーで相談して決めるのですが、上記の通り私はいの一番に遠慮がちにかつ高らかに「初心者なので」「曲は枯葉をお願いします」とお願いしていざ演奏が始まったのでした。
演奏の最初ですが、何せ普通はピアノが出すイントロが出せなかったので「カウントでお願いします」とお願いした後自分の声で「ワン、ツー、ワンツースリーフォー」とカウントを出して曲がスタート。
その後終わるまでほとんど何も覚えてません。でも始まった後で終わったのだから何かしら演奏らしき事はしたはずです(当たり前)。
演奏が終わった直後ドラマーさんが「バースも何もあったもんじゃねえな」と呟くように言っていたのをはっきりと覚えてます。そう、普通ピアノトリオの場合、テーマ→ピアノのアドリブ→ベースのアドリブ→ピアノとドラムのバース(4ないし8小節づつ順番にピアノとバースでアドリブの掛け合いをすること)の順で演奏しますが、私はドラムさんとのバースをすっかりすっ飛ばしてしまったのです。というか演奏中は夢中でそんな高度な事はまったく意識から失せていたのでした。
あの時のドラムさん、ドラムのソロの出番(上記のバース)がなくてこめんなさい。この場を借りてお詫び申し上げます。
こうして私のジャズセッションデビュー戦は終わったのでした。
ちなみに2回目以降は順番が回ってきても「レパートリーがないので」と言って演奏はしなかったように思います。(でも無理やり何かやったのかもしれません)
別の記事に続きます。
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