ジャズセッションで初心者の方がよく演奏されている5曲をご紹介

音楽

巷のジャズセッションにピアノとして参加するようになって10年以上が経ちます。
セッションに参加していて初任者と思われる方がコール(「自分の順番が来てこの曲やります!と宣言する曲」)されることが多いと思う中から5曲をご紹介します。
私が最初にセッションに参加したときは、会場のライブハウスの入り口で足がすくみ、魔界に単身で入り込むような緊張をしつつ震える手でドアを開けたのを覚えています。
そんな時にとりあえず「自分の順番が来たらこの曲をやる。この曲だったら途中多少間違えても最後まで弾けそう。」と思える曲を3曲(できれば5曲、その回の参加人数(=回ってくる順番の回数)によって異なりますが)くらい持っておくと心強いと思います。
その前提で、私なりに思う演奏のポイントなど含めながら5曲をご紹介します。

・Autumn leaves(key=Gm)
 いわゆる「枯葉」ですね。コード進行は、
 ① Cm7 ⇨ F7 ⇨ B♭7 ⇨ E♭7
 ② Am7(♭5) ⇨ D7 ⇨ Gm7( ⇨ Gm7)
の①②を順番に16小節間繰り返して、次に②⇨①を8小節とやや変則な8小節が続く全32小節でワンコーラスの構成となっています。
演奏中に楽譜を見る余裕がないという場合は暗譜してしまった方が良いかもしれません。
イントロは無理に出さず口頭での「ワン・ツー」カウントで良いと思います。(演奏に入る前に「イントロはカウントでお願いします」と言っておけば合わせてもらえると思います。)
どの曲の演奏もテンポ決めは重要で、普段練習しているよりややゆっくり目のテンポにしたほうが落ち着いて演奏できると思います。テンポの指定の仕方は、口頭でテーマのメロディー冒頭部を「タラララ〜」と口ずさんで指定するのがやりやすいかと思います。

・The Days Of Wine And Roses(key=F)
 あるプロのベーシストの方が「難しい曲」と言われていた曲ですが、なぜか初心者の方が選曲されることが多い曲です。
演奏のポイントですが、9小節目〜12小節目と13小節目〜16小節目の各4小節が雰囲気が似ているため、その部分の演奏時に一瞬迷子になりそうになる(曲のどこをやっているかわからなくなる)ことがあるので要注意と思います(そんなのは私だけかもしれませんが)。

・Beautiful Love(key=Dm)
 コード進行は出だしの
 Em7(♭5) ⇨ A7 ⇨ Dm
といういわゆるマイナーツーファイブの後、
 Gm7 ⇨ C7 ⇨ F△7
というツーファイブの後スリリングな雰囲気のコード進行が続く構成です。
転調がないので比較的取り組みやすい曲と思います。
イントロは枯葉同様カウントで始めるのが無難と思います。

・I’ll Close My Eyes(key=F)
これまた個人的には難しいと思う曲ですが、初心者の方が選曲されることが多いと思います。
以下のようにたくさんツーファイブが出てきますが、私はあまりツーファイブであることを意識しすぎずにこの曲のせつない雰囲気が出るようにと努力しつつ弾いています。
 Em7(♭5) ⇨ A7 ⇨ Dm(3小節目〜)
 Dm7 ⇨ G7 ⇨ Cm7(5小節目〜)
 Cm7 ⇨ F7 ⇨ B♭7(7小節目〜)
 Bm7(♭5) ⇨ E7 ⇨ Am7(11小節目〜)
 Gm7 ⇨ C7 ⇨ F△7(16小節目〜曲の初め)

・There Will Never Be Another You(key=E♭)
これまたたくさんツーファイブが出てくる曲です。
テーマに四分音符が多く使われているので、ゆっくり目のテンポで始めてしまうと、演奏全体がすごくまったりした感じになってしまうことがあります。このためやや速めかなと思うくらいのテンポで始めるのが良いかと思います。
 Dm7(♭5) ⇨ G7 ⇨ Cm7(3小節目〜)
 Cm7 ⇨ F7 ⇨ B♭m7(5小節目〜)
 B♭m7 ⇨ E♭7 ⇨ A♭7(7小節目〜)
 Fm7 ⇨ B♭7 ⇨ E△7(15小節目〜曲の初め)

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