英語の文法を日本語の文法との比較で理解する②構文の基本は「AをBする」と「AはBである」の2つ

英語

同タイトルの①に続きます。
英語の構文を習い始めた時に
「This is a pen」〜これはペンです。ときて、その後にいきなり「be動詞」だ「一般動詞」だという聞き慣れない用語が出てきて英語の勉強をややこしく感じてイヤになりませんでしたか?。英語の勉強で出てくる、それまで聞いたこともない「前置詞」だとか「不定詞」「関係代名詞」「仮定法」‥などの様々なややこしい用語に惑わされないようにしましょう。要はそれらの用語は、日本語についてはどういうことを表しているのかを考えればよいと思うのです。
英語も日本語も言葉としての成り立ちは一緒なのです。

まず最初に、英語も日本語も大きく以下の2つのタイプの文に分かれます。
①「AはBです。」(例) This is a pen . 〜これはペンです。
②「AはBをします。」(例) I speak Japanese. 〜私は日本語を話します。

①の文には動詞に「be動詞」(is,are,wasなど)を使い、②の構文には「一般動詞」(speak,play,goなど)を使うわけですね。

さらに、上記の①の場合は
英語独特のルールとして、動詞を文の先頭に持ってきて以下のように「疑問文」にしたり、
「AはBですか?」(例)Is this a pen? 〜これはペンですか?
動詞を過去形にして「過去文」にしたり、
「AはBでしたか?」(例)This was a pen. 〜これはペンでしたか?(現実にはこんな事言わないですが)

②の場合は
「疑問文」にする場合は、文の先頭に以下のように「Do,Does,Didなど(人称などで使い分けます)」を置きます。
「AはBをしますか?」Do you cook? 〜あなたは料理をしますか?
「過去文」にする場合は動詞を「過去形」にして
「AはBをした。」You cooked. 〜あなたは料理をした?
とするわけです。

上記の2つのパターンが英語も日本語も文章の基本です。
あとはこのいずれかに、飾る言葉やいつの時点の話かなど色々な言葉がくっついて複雑な意味を伝えるわけですね。

やや複雑なものでは、①の文に②の一般動詞の「〜ing」形を組み合わせて「現在進行形」にしたり、
「AはBしているところです。」She is cooking. 〜彼女は料理をしているところです。
などとなるわけです。

上記のように英語も日本語も言葉としての成り立ちは共通であって、あとは日本語の「疑問文」「過去文」「現在進行形」などを英語にする場合の英語でのルールがどうなっているかを理解するようにすると案外わかりやすいと思うのです。
ですので、「不定詞」「関係代名詞」「仮定法」‥のような英語学習で出てくる用語も、
「日本語の場合はどういうことなのか」
を考えると意外とわかりやすいと思うのですがいかがでしょうか?

ちなみに例として、
英語学習でつまづきやすい「不定詞」とは、動詞を名詞(物事の名前)や形容詞(名詞を飾る言葉)や副詞(動詞を飾る言葉)として使う用法です。やり方は「to + 一般動詞」の形にします。
名詞にする例は、
「to study」〜勉強すること
形容詞(名詞を飾る)にする例は、
「to visit」〜訪ねるための(計画(飾られる名詞の例))
副詞(動詞を飾る)にする例は、
「to live」〜生きるために(食べる(飾られる動詞の例))

他につまづきやすい「関係代名詞」は文章を一文丸ごと使って形容詞(名詞を飾る言葉)を作る、というものですね。
ちょっと長くなるので次のブログに続きます。

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